子どもと育てる自然体験ガーデン

夏の収穫と野菜スタンプで遊ぼう! ガーデン活動レポート

Tags: 収穫, 野菜スタンプ, 夏の活動, コミュニティガーデン, 自然体験

夏の陽射しの中で、わくわく収穫体験!

梅雨が明け、夏の陽射しが降り注ぐコミュニティガーデンで、子どもたちと一緒に夏の収穫体験と、収穫した野菜を使ったスタンプ遊びを行いました。この活動は、子どもたちが畑で育つ野菜に直接触れ、命の恵みを感じながら、収穫の喜びや創造的な遊びを楽しむことを目的としています。

活動が始まる前から、子どもたちは「今日は何が採れるかな?」「大きくなってるかな?」と目を輝かせ、畑に向かう足取りも軽やかでした。

手で触れて、目で見て。五感で感じる収穫の喜び

ガーデンに到着すると、赤く色づいたミニトマト、つやつやとしたナス、鮮やかな緑色のピーマンなど、夏野菜たちが子どもたちを迎えてくれました。今日の主役はこれらの夏野菜たちです。

まずは、収穫体験です。担当スタッフから、野菜の採り方や、実り具合の見分け方について説明がありました。子どもたちは真剣な表情で耳を傾け、いざ畑へ。

「ここにあるよ!」「見て、こんなに大きい!」と、あちこちから元気な声が聞こえてきます。自分で見つけたナスをそっと茎から切り離したり、房ごとたわわになったミニトマトを優しく摘み取ったり。土の感触や葉の匂い、太陽の暖かさを感じながら、子どもたちは夢中で収穫に取り組みました。

初めて野菜を自分で収穫するお子さんも多く、「土からできているんだね!」「お店で見るのと違う!」と驚きや発見の声をあげていました。保護者の方々も、子どもたちの真剣な表情や歓声に寄り添い、一緒に収穫の喜びを分かち合っている様子が印象的でした。収穫かごがだんだんと色とりどりの野菜でいっぱいになっていくのを見て、子どもたちの顔には達成感が満ち溢れていました。

収穫した野菜でアート! 野菜スタンプ遊び

たくさん収穫した後は、お待ちかねの野菜スタンプ遊びです。今回のスタンプ遊びには、ピーマン、オクラ、レンコンなど、断面が面白い形をしている野菜を使いました。スタッフが野菜をカットして準備すると、子どもたちは興味津々。「わー、星みたい!」「お花のかたちだね!」と、野菜の意外な断面に驚いていました。

好きな色のスタンプ台を選び、野菜の切り口にインクをつけて、画用紙に「ポン!」。思い思いの色や形を組み合わせて、オリジナルの模様を描いていきます。

最初は戸惑っていた子も、一度スタンプを押すとその面白さに夢中になります。色の組み合わせを試したり、何度も同じ野菜で押してリズミカルな模様を作ったり。同じピーマンでも、押す力加減で濃淡が変わることや、野菜の種類によってできる模様が全く違うことに気づき、小さな発見を重ねているようでした。

保護者の方々も一緒にスタンプを押したり、子どもたちの作品を褒めたりと、楽しそうに参加されていました。野菜の断面から生まれるアートは、子どもたちの自由な発想を引き出し、創造性を育む素敵な時間となりました。

自然の中で育む、発見と交流の時間

今回の活動を通して、子どもたちは野菜がどのように育ち、どのように収穫されるのかを肌で感じることができました。また、収穫したばかりの野菜を使い、普段とは違う形で遊ぶことで、野菜への親しみも深まったことと思います。

ガーデンならではの、ゆったりとした温かい雰囲気の中、参加者同士の自然な会話も生まれました。「これ、どうやって育てるんですか?」「うちの子も楽しんでいます!」といった声が聞かれ、地域の中でゆるやかにつながる場となっていることを改めて感じました。

自然の中での体験は、五感を刺激し、子どもの好奇心や探求心を育みます。そして、収穫の喜びや、自分で何かを作り出す達成感は、子どもたちの自信につながります。

子どもと育てる自然体験ガーデンでは、これからも季節に合わせた様々な活動を企画してまいります。土に触れ、植物に親しみ、自然の恵みを感じる時間は、お子さんにとってきっとかけがえのない経験になるはずです。少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご参加ください。次回の活動で皆さまとお会いできることを楽しみにしております。